本日の花

ポピー

  • ケシ科ケシ属
  • 別名:雛罌粟(「ヒナゲシ」または「コクリコ」)、虞美人草グビジンソウ
  • で、↓こちらはコクリコ読みの詩
  • 「嗚呼 仏蘭西の野は火の色す きみも雛罌粟 われも雛罌粟」与謝野晶子
  • 古代中国の話「虞美人草」……楚の国の項羽と、漢の国の劉邦の最期の戦いのとき、項羽は愛する虞妃(ぐき)とともに劉邦の大軍にまわりを包囲された。項羽は別れの宴をして楚の国の歌を歌ってから(これが「四面楚歌」の由来)、最後の出撃をし、虞妃も自刃して殉じたが、彼女のあとにヒナゲシの美しい花が咲いた。そのため人々はこの花を「虞美人草」と呼んだという。また、夏目漱石の小説『虞美人草』は、漱石が新しい小説の題名を決めあぐねていたときに、街角の花屋で見かけた「虞美人草」の名を気に入りその著作につけたとか。