2005-03-01

今まで経験したことがなかったが、現在、嗅覚がない状態でいる。どうやら風邪の症状のひとつらしい。鼻は通っているのにどんなものもまったく匂いがせず、紅茶やコーヒーを飲んでもいまいちその味を楽しめない。食べ物もしかり。飲んだり食べたりするとき、いかに人が嗅覚にその味を頼んでいる部分が大きいか、身をもって思い知った。そしてなによりこの筋金入りの季節マニアにとって、この時期に嗅覚を奪われるのはほんとにサビシイ。
それから喫煙も満喫できなくて、タバコを吸う喜びのなかに「煙を吐く」「ニコチン摂取」の他に、「煙たい匂いを嗅ぐ」が入っていることもわかった。このままだったらどうしようという不安はありつつも、とりあえず今の状況を楽しんでいる。そういえば昨日の深夜、たまたま夜空を見たら、0.5cm/秒（見た目）で動く星を見た。しばらく眺めているとその光は次第に弱くなって消えてしまった。たぶんあれは時々肉眼で見ることのできる人工衛星だったのだろう。