2004-10-22
まんだらけ渋谷店でマンガを売る。
- おおひなたごう『さらば俺に血まなこ』(イースト・プレス)300円。
- 新井英樹作品集『あまなつ』(エンターブレイン)150円。
- 佐々木倫子『Heaven?⑥』(小学館)100円。
- さそうあきら『プーさん』(講談社)500円。
計、1050円也。
背取り気分で買った『Heaven?⑥』が思わぬ値崩れ。『プーさん』は意外だった。そのお金で樹村みのりさんのマンガを買おうと店内を探すが、作家別にはなくバラバラに散らばっていていちいち見てみるのだが案の定価格は高め。
古本は諦めてBOOK1stへ。5Fコミックコーナーでは、イーストプレス・エンターブレイン・太田出版・河出書房新社・小学館・祥伝社の6社が合同で開催する「エッジコミックフェア」というコーナーが設置されていた。普段は売れているマンガしか読まない読者層に対して、こんなおもしろいマンガもある、というラインナップを紹介していた。それからこうの史代さんコーナーがガーンとできていて驚いた(『ぴっぴら帳』も平積み)。で、
- 樹村みのり作品集『菜の花畑編・菜の花畑のむこうとこちら』(ヘルスワーク協会)1575円。
を購入。あとがきは夢枕獏さん。以下帯より。
これはたいへんな名作である……二度と返らないもの。取りもどせないもの。そういうものは人生において間違いなくあるのである。それは、時間と、人の心に関わるものだ……20年以上も昔のことになったが、当時玉石あわせて信じがたい量の作品が生産されてゆく中で、樹村みのりがこのような作品を描き続けていたということは、今思えば奇跡のようなことであった
続いて作者によるまえがき。
わたしが子どもだった頃、まんがは寝ころんでパラパラと読むものでした。
そして読み終わると「ああオモシロかった」と言って本を閉じ、いつもの日常の風景の中に飛び出していく―子どもだったわたしとまんがの関係は、そういうものでした。
この一冊は『菜の花畑』の連作シリーズを中心に、「寝ころんで読むまんが」を集めてみました。読み終えて本を閉じたとき、読む前よりもほんの少しだけしあわせな気持ちになっていただけたら、作者にとってこれ以上の喜びはありません。
それから歯医者に行き友人宅で晩御飯にインスタントエビグラタン、カレーパン。明日のイベントに備え泊まる。