樹村みのり

yamnak2004-10-19

『マンガ黄金時代 '60年代傑作集』文春文庫ビジュアル版)を読む。この本は、オムニバス形式で、今では手に入りにくいマンガ家の短編を多く収録という豪華な一冊。その中で樹村みのりさんの『おとうと』という作品がよくできていたので、本棚に眠っていた樹村さんの初期の短編集『ピクニック』(朝日ソノラマ サンコミックス)をひっぱり出してきて今回熟読した。一貫してシナリオのできがよくて(平均点のハードルが高め)、志が高い、非常に良質な好篇ばかり。他のもの、初期の代表作『ポケットの中の季節』『雨』が読みたくなった。最近の懐古的復刊ブームの波に乗ってくれないものかしらん。
http://www.interq.or.jp/orange/flow/manji/review/minori/minori.html