先週の「松紳」と昨日の新聞と「生まれ変わり」

先週の「松紳」。3歳児なのに学校に行くと言いだしたり、仏教の家庭なのに違う宗教の礼儀をしたりする子がチベットの方にいた。とある街に行ったとき、その子が急にこの辺に僕の家があるという。子どもの言う通りに行ってみるとそこには確かに家があり、昔10歳の子を亡くしたという人が住んでいた。そこで3歳の子は驚くべきことに、子を亡くしたその親と、親子の間でしかわからない話をしたというのである。その亡くなった10歳の子の生まれ変わりが3歳の子だと。今、3歳の子は10歳ぐらいになっているらしいのだが、同年代の他の子と比べて冷めているらしい。確かに、もし記憶が残ったままだったら中身は20歳なのだから考えてみれば不思議なことではない。このようなことが起こらないために生まれ変わるとき、記憶はなくなるのだろう、という島田紳助さんの話。「デジャブくらいで残るのが一番や」と。



そして昨日の産経新聞。シアトルマリナーズイチローが大リーグのシーズン最多記録257安打まであと5本というところまで迫っている。さて、その257安打という驚異的な記録を打ち立てた人物、ジョージ・シスラーという殿堂入りプレーヤーを詳しく知る日本人は案外少ない。ポジションこそ一塁手だったがその守備には定評があり、走塁面でも盗塁王を4回獲得するなど攻走守にわたって高い能力を発揮した。つまりシスラーはオールラウンドプレーヤーだった。現役時代のニックネームは「パーフェクト・プレーヤー」。健康には人一倍気を使い、生涯、禁酒禁煙を通したストイックなところがあった。1973年3月、80歳で死去。くしくもこの年の10月、地球の裏側でイチローは誕生した。という話。